hao vol.18


雑誌ハオの最新号が出来たと言う事で、代表の松村さんから連絡があったのがつい数日前。さっそく納品がてらお店に来てくれました。hao(ハオ)は、もともとは松村さん自身も通っていた造形教室のメンバーたちが作品の発表の場を求めて、誌上ギャラリーとして始めたミニコミ誌から出発した手芸を通してものづくりを考える実に興味深い雑誌です。BNN新社から9月末に刊行された書籍「girls ZINE」(オブスキュアインク 監修/編集)でも、プロジェットのお勧めZINEとして紹介しました。

去年のブログでも紹介したとき同様に松村さんは、haoではおなじみの佐野純子さんの素晴らしい作品を持ってきてくれました。佐野さんは、今回のvol.18で、編集部の企画した共通テーマの作品を紹介する「企画展」ページのPart1で作品をクローズアップされています。『ハオ』誌上で編みぐるみを発表し続けてきた佐野さんの、新しい布人形の世界です。子どもの頃に夢見たアイドル歌手を人形で表現されています。


松村さんが持ってきたのは、来年の1月28日からブックギャラリーポポタムでの佐野さんの個展用に作られたボールペン人形です。

これが中々愉しいもので、思わずお店の中ではしゃいでしまいました。この愉しさには実用性も勝るという優れものですね。

vol.18の内容は、まず編集部の企画した共通テーマの作品を紹介する「企画展」。テーマは「時の流れ」。Part1では、人形作家 佐野純子さんの作品をクローズアップ。

Part2では、目には見えないけれど、私たちの中にしっかりと刻まれていく時間。9人の作家たちが表現する「時間」のカタチを。「小さな展示室」では、『ハオ』の作家が独自のテーマで制作に取り組んでいる作品を連載形式で紹介。「織り絵さんの手織り工房 ちくちく手織り」金竹敦子「手しごと散策」阪本あやこ「ドリドリ」かわぐちりつ「子どもの情景」松村忍「小さなプレゼント」ahoj。
「巻頭インタビュー特集:作る人の時の流れ」では、ニットデザイナーきゆなはれるをはじめ、ハオの作家6名にインタビュー。

「実用特集 作る人の手芸収納実例ファイル」:素材、道具、作品、イベント用品…、もの作りをする人の持ち物は膨大です。6人の作家の実例とともに、手芸用品の収納のコツを、収納のプロに聞く。

「手作りアイデア」:羊毛と割りばしだけでできる! 指紡ぎ手紡ぎって憧れるけど、なんだか難しそう…。でも「指紡ぎ」なら、羊毛と割りばしがあれば、誰でも簡単に手紡ぎ糸が作れます。羊毛を指先でくるくるねじっては割りばしに巻きつける。ただそれだけ。絶対ハマる! 指紡ぎの楽しみ方を、紹介。 (文:悦)





book data:
title: hao vol.18   
publisher: ハオ編集部 
author: ハオ編集部 
price: 1050(税込)