本をめぐるトーク & 対話イベント今福龍太書物変身譚 vol. 1

今回は、イベントの告知です。8月6日。楽しみです。(文：悦)

■Saudade Books & PROGETTO presents
　本をめぐるトーク & 対話イベント

今福龍太（人類学者・批評家，東京外国語大学教授）

書物変身譚 vol. 1 「本とからだは混じりあう」

2009年8月6日(木) 17:30 開場 18:00 スタート入場無料・カンパ制
会場：ラ・チッタデッラ川崎内特設会場　
[プロジェットに17:30までに集合後、会場へ移動します]
JR川崎駅・京急川崎駅より徒歩5分
アクセス等詳細は、ラ・チッタデッラ川崎内にある書店PROGETTO のウェブサイトでご確認ください。
http://www.progetto.co.jp/

問合せ：サウダージ・ブックス(淺野) / saudadebooks@aol.com 090-6565-8494

人類学者・批評家の今福龍太さんを主宰にお迎えし、「書物変身譚」と題して、本というメディアのアクチュアルな可能性を問いかける集いを開催します。今福龍太さんは、2009年春、『身体としての書物』(東京外国語大学出版会 / Pieria Books)という画期的な書物論を上梓されました。本書は、「書物は絶えず世界へと生成する」というヴィジョンを手がかりに、ボルヘス、ジャベス、ベンヤミン、グリッサンといった作家や思想家の独創的なテクストを読み解き、「書物」という理念と感触をめぐる新たな身体哲学を論じた講義録です。
連続企画「書物変身譚」は、この『身体としての書物』の内容をさらに展開させ、「本もからだも何か別の存在に変身する特異な能力をもつメディアである」という未知のヴィジョンを深く探求したいと考えています。まず初回はイントロダクションとして、今福龍太さんに「本とからだは混じりあう」というタイトルでトークを行っていただきます。今後は定期的に、主宰の今福龍太さんとブックデザイナー、編集者、研究者など本とさまざまなかたちで関わるゲストの方々との対話イベントを実施する予定です。ラ・チッタデッラ川崎内にある個性派書店PROGETTO および会場内で、関連書籍の販売も行います。

book data:
title: 身体としての書物
publisher: 東京外国語大学出版会
author: 今福龍太
price: 1680(税込)