ZETUEI FONTS展『ユニバーサルデザイン書体による公共サイン計画』

ZETUEI FONTS展『ユニバーサルデザイン書体による公共サイン計画』


新しい展示がはじまりました。一年ぶりの加納さんの絶影書体の展示です。前回初めて登場した絶影書体による地下鉄路線図が進化して各路線ごとに登場します。なお展示作品は会期中に増殖していきます。 (文:悦)



●ZETUEI FONTS展『ユニバーサルデザイン書体による公共サイン計画』●

会期:2009年9月8日(火)〜10月18日(日)

場所:PROGETTO(プロジェット)店内にて

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概要
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2009年09月07日
ZETUEI FONTSはユニバーサルデザインの考えに基づくUD書体を開発することを発表いたします。
ZETUEI FONTSによるUD書体は「だれが書いても再現性が高いこと」「機密性に優れ安全であること」「(以前よりは)形がシンプルで読みやすいこと」「線を少なく、単純化すること」など118種類の項目について、以前の日本語書体を見直し、ゼロから開発を行った書体です。
多くの人にとってスタート地点が同じこれらの書体は、公平かつ解釈の自由度が高く、
多様化が進む現代にも迎合しない孤高の「ユニバーサルデザイン書体」として幅広く利用されることを期待しております。

・書体名
ZETUEI MG UD

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プロフィール
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■ZETUEI FONTS
「読めない文字に書体としての価値は無い」「普遍性と可読性こそ書体の本分」という妥当な意見をよそに、頑なな設計思想で書体を制作。それらの文字がバラバラに並んでいたとしても、模様のようにしか感じられない。しかし、そのような文字が普段見慣れた形に集合した途端これらを文字として認識し、文字列の中から読める単語を発見したり実際に読めてしまうことに驚きを感じる。模様のようなものを見る目から、機能をもった文字を読む目に変わるギリギリの境界線上にある不安定さは書体であり、同時にデジタル入力時代の手書き文字ではないだろうか。

■過去の活動
2002 「JaPan Graphics」 (Spain/RAS Gallery)
2003 「鼎國戯画展×御茶漬海苔」 (Tokyo/Kicks Gallery)
2004 「X-CARE Exhibition」 (Taiwan/Eslite Vision Gallery)
2004 「room401」 (Tokyo/Lapnet*Foret Harajuku)
2005 「snowfort」 (Tokyo/Gallery Hibiya)
2005 「Japan Media Arts Festival」 (Tokyo/TMMP)
2005 「Printing 2」 (Tokyo/Peppers Gallery)
2005 「ADAA2005」 (Fukuoka)
2006 「06 TDC展」 (Tokyo/ggg)
2006 「One Night Club Exhibition-元服」 (Tokyo/Super Deluxe)
2006 「東京字體指導協會在香港」 (Hong Kong/Oxford House)
2006 「Hangul dada 2006」 (Seoul/dart)
2007 「+&-=X」 (Melbourne/Faculty Gallery)
2007 「TDC BCCKS the 20th Anniversary Exhibition」