『ハロウィン―trick or treatフェア―』

10月も半ば、寒くなって来た今日この頃。

PROGETTOでは、ハロウィン気分を盛り上げるコワ可愛い『ハロウィン―trick or treatフェア―』が始まりました。


お化けのくせに怖がりな「おばけのラーバン」の絵本とDVDや、魔法や魔術に興味のある方必見の「魔術事典」、ティム・バートンの「ナイトメアビフォアークリスマス」

などなど、他にも個性的でちょっと不思議な本が並んでいます。



その中でも異彩を放っているのは、ニシマキハヤトさんの絵本。


「1000匹の黒猫」には、ひょろひょろと頼りなげな黒猫が沢山!!本当に千匹いるのか確かめたくなって、思わず数えてしまう楽しさです。(スタッフは皆、途中で断念しました・・)


そして、

『コドモタチノカオ』

『まがまがしいアイウエオ』

『children of malice』


の3冊。

ニシマキハヤトさんの本領発揮といっていいのでしょうか。ちょっと・・というか、かなりキモ怖いです。


ニシマキハヤトさんの絵本には、沢山の子供達が登場します。

純粋な子供、残酷な事をしていると気がついていない子供、分かっていて悪さをする子供、

そんな子供達に、時に様々なやり方で手を下す卑劣な大人達。


みんな個性的で、変な癖やコンプレックスを持っています。


物語はなく、淡々と続くバッドエンド・・


それでも見入ってしまうのは、ニシマキさんのブラックなユーモアセンスと細かい描写力に、いつの間にかぐいぐいと引き込まれてしまうからだと思います。


興味がわいた方も、コワい物みたさな方もPROGETTOにお越しの際は、ぜひ手に取ってごらんになってください。  (文:わらし)


book data:
title: 1000匹の黒猫   
publisher: 西間木隼人
author: ニシマキハヤト
price: 525(税込)