所幸則さんの展示の会期が延長


写真表現の新しい可能性とともに所さんの新しい世界を生み出し、素晴らしい成果を見せてくれるONE SECONDシリーズの出版第一弾である『1 Sec ONE SECOND 01』出版記念の展示として、好評の所幸則さんの展示の会期が延長する事になりました。

2月1日以降には新しい作品の展示が数点増える予定もあり、進化増殖する展示が続きます。そうした展示の在り方自体も所さんの現在みたいな感じがするのは僕だけでしょうか?


皆さんが展示を初めてそして再度見に来て頂ける事を願ってお待ちしています。 


また特別企画として作品集購入のお客様に新たにポストカードプレゼントも続ける事になりました。ポストカードは4種類からえらべます。

一つは歩道橋の下の作品で、One second 02に収録予定のものです。

二つ目は東急東横店を撮った物です。

3っめはまだ完成前ですが、パリでのOne secondです。

4つ目はパリの鉄橋の下で撮ったもので、ベルトリッチの映画「ラスト・タンゴ・イン・パリ」のシーンにも出てくる所さんの好きな場所での作品です。

全てサイン入りです。 (文:悦)




●『1 Sec ONE SECOND 01』出版記念 One Second - SHIBUYA- YUKINORI TOKORO ●

会期: 開催中〜2010年2月21日(日) 

会場: PROGETTO(プロジェット)店内にて 

TEXT : 展覧会に寄せて – One Second – SHIBUYA-

メタリックな現代都市、SHIBUYAのリアルなシーンを緻密にコラージュしたようなこの作品、そこには渋谷のランドマークとなる場所が確かに写されているにもかかわらず、写真たちが発信されているメッセージは全く違う。ここで語られているのはクールな「都市の時間の写真的考察」。ここであって、ここでない。そして今であって、今でない。YUKINORI TOKOROだけが捉えることができた“過去から現在、そして未来にむかって駆け抜けてゆく“変幻自在な時間の姿”が描きだされている。    太田菜穂子 キュレーター

略歴:
所 幸則 TOKORO Yukinori

1961 年生まれ。大阪芸術大学卒業後、フリーのフォトグラファーとして活動。2006年、『CHIAROSCURO天使に至る系譜』(美術出版社)をもって、第一期所幸則としてのキャリアをリセット、07年より第二期活動を始める。08年より「1sec」シリーズを展開し、同年9月、「渋谷1sec」(Gallery Conceal Shibuya)を開催。現在、フィールドを世界に拡大し、「1sec」のシリーズを制作。


今後の出展予定

GALLERY 21 にて
東京都港区台場2-6-1
ホテルグランパシフィック LE DAIBA 3F
所幸則写真展
2010年3月30日(火)〜 2010年5月30日(日)
第二期所幸則として最大の個展になります。
ギャラリートークなども予定していますので詳細はTOKORO YUKINORI HPや
GALLERY 21のweb等で確認して下さい。




作家紹介文:
YUKINORI TOKOROを一言で表現するなら、“時間の姿”を見ることができる希有な写真家と言える。1クリックに3つの画像を捕獲するというルールを持って、かくも豊かな時間の姿を視覚化することに成功した。しかし、彼が描きたいのは時間という基軸に沿って起こっている“もうひとつ事実”、この世の秩序と不条理の有り様、そう、“PRADOX”な世界の姿、人間の姿なのではないだろうか。


book data:
title: 所幸則写真集『One second 01』
publisher: 所幸則
author: 所幸則
price: 1890(税込)