絵本

Paris y es-tu ?

フランスと日本で活躍する絵本作家の神山ますみさんから今度パリで絵本を出すからと言われたのが4年前のことでした。気になってはいたのですが、当時のユーロ高もあって輸入に踏み切れないまま時機を逸していたのでした。 ところが先日、それこそ4年ぶりに神…

星磨きウサギ 吉田稔美サイン本

彼女とのけんかのいきおいで、一億百万光年も離れた地球に「星磨き」の仕事にきたウサギ。地球には、恋の悩みを抱えたひとたちがたくさんいます。「磨いた星がもし輝きましたら、恋は実ります。」そううながされて自分の星を選ぶと、ウサギは梯子とモップを…

点 ten_do_ten

ジャパニーズ・ピクセル・デザイナー「点/ten_do_ten」さんにより、「目にする楽しみ」をテーマに制作された絵本です。 ピクセルというものは、画面の中で規則正しく縦横に並んでこそ意味のある存在です。でもこの絵本の中では、そのルールやイメージを破り…

1000匹の黒猫

猫と聞くと、私は日向を好む自由でのびのびとした可愛らしい動物というイメージが湧きます。 しかし、この本に出てくる猫は真っ黒くて日陰にひっそりと佇んでいそうな猫で、まるで海外の迷信で言われる不吉な予感の象徴のような暗い感じがします。 この本に…

Romilda the frog

この絵本は、小さなカエルの冒険を描いています。 テキストは英語です。 郊外から街へぴょんぴょんと冒険するロミルダに気付いた人々は大慌て。ロミルダも次々に起こるハプニングにドキドキしながらお話は進んでいきます。 小さなロミルダが見たこともない都…

流血仮面Vol.48 ウンコ団活動報告ファイル1

プロジェットの店頭では小さなお子さんから大人まで根強い人気を博している流血仮面。高品質のハンドメイドキャラクターグッズが大人気の、トマトキッドファクトリーのグッズから生れたハンドメイド絵本「流血仮面」シリーズ第48作目であるこの作品は、シリ…

The Passion Blue 青の情熱(パッション・ブルー)

初めての恋をして裏切られ、泡となって消えた人魚の物語。人魚姫といえば、その原作から数々の作家が絵本や映像作品を生み出してきた、アンデルセンの代表作です。 私も小さい頃に絵本で読んで「恋」の意味は分からないけれど、子供ながらに焼きもきする様な…

ねぇ、どれがいい?

「ねぇ、どれがいい? おしろで食事、気球で朝ごはん、川でおやつ。」 この絵本では色んな「もしも」の究極の選択が出てきます。「どこになら住む?」「どこでなら迷子になってもいい?」 内容を書いてしまうと楽しくないので省きますが、お子様に読んであげ…

ここにいるよ!めいろないきものたち

この絵本の物語はとてもシンプル。 散歩に出かけて、色んな生き物に出会うお話しです。 だけど、それだけではありません。 「ここにいるよ」と話しかけてくる生き物たちが、みんな迷路になった姿で登場します。 私も挑戦してみたのですが、これがなかなかむ…

星磨きウサギ サイン本

惑星開拓団の星磨きとして、宇宙のはずれにある地球へ来たウサギは… 「星が輝くとき、あなたの恋は叶います」こんな素敵な伝説を知っていますか?あらゆる場所、時代でウサギを待っていたのは… 星が輝き、恋が実っても別れてしまうこともあるみたいです…悲し…

 TANTA GENTE / Bruno Munari

本の愉しみを色々な側面から紹介できればいいなと思いつつ毎回書いているのですが、そうした愉しみそのものを追求したムナーリさんの本をやはり紹介しなければ片手落ちもいいところだと気付き、早速紹介。まず今回は、ブルーノ・ムナーリが、"Edizioni per b…

 ポール・エリュアール 絵:オードリー・フォンドゥカヴ 訳:須山実

宇野亜喜良さんの絵本など、刊行点数は少ないながらいつも丁寧な作りの本を出版しているエクリの新刊は、イメージ豊かで光にみちた数多くの「恋愛詩」と「レジスタンス詩」で知られるフランスのシュールレアリスムの詩人、ポール・エリュアールが1951年に書…